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クライマークス社員のノウハウを、コラム、ケーススタディ、インタビューなどでご紹介

ケーススタディ

 

前回のリニューアルプロジェクトで得た期待を上回るコーポレートサイトを実現。前回に引き続き、今回も社内外の賞を受賞

社名
JFEシステムズ株式会社
業種
システムインテグレーター
サイトURL
https://www.jfe-systems.com/
サイト公開日
2020年
プロジェクトメンバー
プロデューサー:中澤・阿部
プロジェクトマネージャー:吉崎
ディレクター:大薄・門平
アートディレクター:加藤
デザイナー:吉川・赤堀
システムディレクター:中川
マークアップエンジニア:齋藤
コピーライター:秋場

JFEシステムズは、JFEスチールグループの情報システム開発会社。製造業を母体とするユーザー系SIer企業でありながら、JFEスチール以外の売上げが全体の約5割を占めます。

クライマークスは2012年に実施されたコーポレートリニューアルを担当しました。完成したサイトは、株主・投資家向け広報用Webサイトの充実度を評価する日興アイ・アール「全上場企業ホームページ充実度ランキング」で16年連続、および「Gomez IRサイトランキング」で7年連続賞を獲得。また、JFEシステムズ社内での評価も高く、コーポレートサイトリニューアルプロジェクトは同社の「業績表彰(社長賞)」を受賞しています。

サイトリニューアル後も、クライマークスはコンテンツ拡充などで同社と取引を継続。2020年のコーポレートサイトリニューアルも、クライマークスが担当することとなりました。

プロジェクトの背景/課題

前回リニューアルのクオリティを維持しつつ、適切にアップデートしたい

JFEシステムズ側の要望は、前回リニューアルのクオリティを維持しつつ、適切なアップデートを行うというものでした。

例えばデザインでは、JFEシステムズらしさを表現することはもちろん、システム会社として先端技術をイメージ想起させ、求職者など若者への訴求力を向上させるとともに、新規・既存顧客に与える印象を刷新できるものが求められました。ただし、前回リニューアルで達成していたユーザーの回遊性担保は必須条件でした。また、スマートフォンでの閲覧数増加に伴うレスポンシブ対応も求められました。

IR情報については、前回リニューアルで実現したクオリティを担保しながら、さらなるブラッシュアップしていくことがテーマに。昨今ニーズが高まり、同社も積極的に取り組んでいるサステナビリティ情報を充実させることも要件となりました。

JFEシステムズ

課題解決のためのアプローチ

Webならではの表現によるデザイン刷新。「誘導」「訴求」を切り口にした導線改修

クライマークスが実現したのは、次のようなWebサイトでした。

1.デザイン

まず、人を中心とした画像とWebならではの表現で、JFEシステムズが大切にしている「人と技術力」を訴求する――これをコンセプトとしました。

このコンセプトを実現するため、キービジュアルはブランドメッセージを明確に伝えるエリアとし、同社の人材基盤の厚さをWebGLを用いた回転する3Dの多面体で表現。もちろん、レスポンシブWebデザインとなっています。これにより、「JFEシステムズらしさ」「技術力」をイメージできる印象的なデザインでありながら、多様な環境にあるステークホルダーがストレスなく閲覧可能なものとなっています。

2.構造

ユーザーが迷うことなく目的の情報に辿り着けることを主目的に、サイト内の主要ページに対し、「誘導」「訴求」の切り口で改修の方向性を定義しました。
例えば、総合トップでは各カテゴリーの取り組み概要を紹介、訴求しながら、無理なくユーザーを誘導できる構造に。

一方、カテゴリートップでは下層ページへの誘導を主目的に、各ページの訴求はシンプルなものとしました。具体的には、製品・サービスページでは、注力製品・サービスの訴求は最低限行うものの、タグ機能などを用いてユーザーを目的のページへスムーズに誘導。導入事例ページにおいては、各事例・コラムの内容をわかりやすく提示し、興味喚起・誘導につなげています。

また、セミナー・イベントページは、申し込み時のユーザーのストレスを軽減しつつ、Web管理者が管理しやすいインデックスページとなっています。

3.IR情報ページ

個人投資家がJFEシステムズの活動をイメージしやすいように、グラフィックやビジュアルを多用して企業活動を紹介。制作にあたっては、デザイナーチームが中心となって他社の調査を行い、優良事例を分析。サイト構造も含めて、ユーザーが徐々に理解を深めていける構造を実現しています。

4.その他

OUR STRENGTHS、数字で見るJFEシステムズなど、前回リニューアルから引き継がれた主要ページは情報を刷新、デザインなどもアップデート。併せてサスティナビリティページを新設し、ESG情報の発信強化に努めました。サスティナビリティページは、将来的なコンテンツ拡充にも対応できる構造になっています。

成果

前回リニューアルに引き続き、社内外の賞に輝く

JFEシステムズ

前回リニューアルで高い信頼を得たゆえ、JFEシステムズの期待は高いものがありましたが、それを上回るコーポレートサイトをクライマークスは実現できたようです。

サイト公開後には、JFEシステムズのプロジェクト主担当からクライマークス宛てにメールが届いています。そこには、リニューアルしたコーポレートサイトの同社株主からのは評判も上々であること、そして、2020年度業績表彰で、コーポレートサイトリニューアルプロジェクトが「業績表彰(社長賞)」を再度受賞したことなどが書かれてありました。

また、IRページの刷新や、サステナビリティ情報を高い頻度で更新、発信できる仕組みを整えたことなどにより、投資家への訴求力はさらに向上しました。

外部評価の高さがそれを物語ります。
日興アイ・アール「2021年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング」は、2020年度優秀サイトからランクアップし、「最優秀サイト」を受賞。「Gomez IRサイトランキング2021」においては、東証2部上場企業1位となりました(3,745社中総合110位)。

2022年は、日興アイ・アール「2022年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング」総合ランキングにおいて、前年に引き続き「最優秀サイト」を受賞。「Gomez IRサイトランキング2022」は「優秀企業:金賞」を受賞しました(総合15位、東証スタンダード上場企業1位、業種別ランキング「情報・通信業」2位、評価カテゴリ「ウェブサイトの使いやすさ」3位、前回調査からスコアを大きく伸ばした企業1位)。

コーポレートサイト制作実績 JFEシステムズ

Web制作

大規模コーポレートサイトからサービスサイトやサテライトサイトまで、アートディレクションと情報アーキテクチャ設計を融合した、クリエイティブで訴求力の高いサイトを構築します。また、フロントエンドのみならずバックエンドのシステム構築、デジタルマーケティング支援までを総合的に提供しています。

コーポレートサイト制作

ターゲットユーザーすべてを見据え、競合他社を圧倒する企業・サービスのブランディング確立を目的としたコーポレートサイトを制作します。

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