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問い合わせ・資料請求につながるWebサイトの導線設計|ゴールから逆算する作り方

「アクセスはそれなりにあるのに、問い合わせや資料請求がほとんど来ない」。自社サイトを担当するマーケティング・Web担当者の方から、こうしたお悩みを伺うことは少なくありません。実は、問い合わせが増えない原因の多くはデザインの良し悪しではなく、訪問者をゴールまで導く「道筋」=導線が設計されていないことにあります。本記事では、Web制作会社クライマークスが実際の制作実績を交えながら、ゴール(コンバージョン)から逆算するWebサイトの導線設計の考え方と作り方を、入口設計・段階的誘導・フォーム改善・効果計測まで順を追って解説します。明日から自社サイトの見直しに使える具体的な視点をお持ち帰りください。

Webサイトの導線設計とは|問い合わせ・資料請求が増えない本当の理由

Webサイトの導線設計とは、訪問者が入口からゴール(問い合わせ・資料請求などのコンバージョン)まで迷わずたどり着けるように、ページの構成と情報の流れをあらかじめ設計することです。どれだけ美しいデザインのサイトでも、この道筋が描けていなければ成果にはつながりません。

導線がそれほど重要なのは、訪問者が「探してまで」情報を見てくれないからです。訪問者は自分の知りたいことが数秒で見つからなければ、他のサイトへ移動してしまいます。運営側が「ここを見てから問い合わせてほしい」と思っていても、その順路が画面上に示されていなければ、訪問者には伝わりません。つまり問い合わせの少なさは、多くの場合「サイトの魅力不足」ではなく「案内不足」なのです。

導線と動線の違いを押さえる

導線設計を考えるうえで最初に整理しておきたいのが、「導線」と「動線」の違いです。導線は、運営側が「こう動いてほしい」と意図して設計する経路のこと。一方の動線は、訪問者が実際にたどった経路のことを指します。両者は似ているようで視点がまったく逆です。

導線設計がうまくいっているサイトでは、この2つが近い形になります。逆に、設計した導線と実際の動線が大きくずれているなら、それは「運営側の想定」と「訪問者の行動」が噛み合っていないサインです。このズレを見つけて埋めていく作業こそが、導線設計の改善そのものだと言えます。動線の分析方法については、後半の効果計測の章で詳しく取り上げます。

導線が設計されていないサイトで起こること

導線が設計されていないWebサイトでは、共通した症状が現れます。たとえば、トップページに情報が詰め込まれすぎていて「結局どこを見ればいいのか分からない」状態になっている。あるいは、サービス紹介ページを読み終えた訪問者に対して次の行動が提示されず、ページの行き止まりで離脱されてしまう。せっかく問い合わせる気になった人が、フォームの分かりにくさで最後の一歩を諦めてしまう、というケースもあります。

これらはいずれも、個々のページの出来ではなくページとページのつながり方の問題です。だからこそ、バナーを増やす・ボタンの色を変えるといった部分的な施策の前に、サイト全体の道筋を見直す必要があります。特にスマートフォンでの閲覧が中心のサイトでは、パソコンでは見えていた資料請求への導線が画面の下に埋もれてしまっていることも多く、デバイスごとに道筋を確認する視点も欠かせません。

問い合わせを増やす近道は「道筋の見直し」

ホームページの問い合わせを増やすというと、広告出稿やコンテンツの追加といった「集客を増やす」施策が先に思い浮かぶかもしれません。しかし、今来てくれている訪問者を取りこぼしている状態で集客を増やしても、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。

導線設計の見直しは、既存の訪問者の中から成果を生み出す施策であるため、新たな集客コストをかけずに問い合わせ・資料請求を増やせる可能性があります。まずは自社サイトを「初めて訪れた人の目」で開き、トップページから問い合わせ完了までを実際にたどってみてください。途中で迷ったり、次に押すべきボタンが見つからなかったりしたなら、そこが改善の出発点です。次章からは、その道筋をゴールから逆算して設計する具体的な方法を見ていきます。

ゴールへ

ゴールから逆算する導線設計の作り方|まず「コンバージョン」を定義する

導線設計の作り方として最も重要なのは、サイトのゴール=コンバージョン(CV)を最初に定義し、そこから逆向きに道筋を考えることです。多くのサイトが成果につながらないのは、ページを作り終えてから「さて、問い合わせボタンはどこに置こうか」と導線を後付けしているからです。順番を逆にするだけで、サイトの設計は大きく変わります。

なぜゴールからの逆算が有効なのでしょうか。それは、ゴールが決まると「訪問者がその行動を起こす直前に何を知りたいか」が具体的に見えてくるからです。資料請求がゴールなら、直前には「この会社の資料を読む価値があるか」を判断できる情報が必要です。問い合わせがゴールなら、「相談したら何が得られるのか」「しつこく営業されないか」という不安を解消する情報が必要になります。ゴールが曖昧なままでは、こうした逆算が働かず、情報が総花的に並ぶだけのサイトになってしまいます。

「何をもって成果とするか」をひとつに絞る

まず取り組みたいのが、成果とみなす行動をできるだけ絞り込むことです。問い合わせ、資料請求、見積もり依頼、セミナー申し込みなど、サイトに置ける出口はいくつもありますが、すべてを同列に並べると訪問者は選べなくなります。

おすすめは、検討度の高い人向けの「メインのゴール」と、まだ迷っている人向けの「手前のゴール」の2段構えにすることです。たとえばメインを問い合わせ、手前を資料請求と設定すれば、今すぐ相談したい人も、まず情報だけ欲しい人も、それぞれ自分に合った出口を選べます。重要なのは、この2つの関係性を設計段階で決めておくことです。

ターゲットの求める情報と自社の強みを軸にする

ゴールを決めたら、次は「誰が、何を知りたくて訪れるのか」というターゲット理解です。ここで注意したいのは、自社が伝えたいことばかりを並べないこと。訪問者が求める情報を軸に据えたうえで、その中に自社の強みを噛み合わせていくのが、コンバージョンにつながる情報設計の基本です。

【ターゲットの求める情報と自社の強みを両立させたフォーサイトの講座サイト設計事例】

通信教育事業を展開するフォーサイトの社会保険労務士講座サイトでは、クライマークスがデザイン制作を担当し、「コンバージョン向上を目的とし、ターゲットが求める情報を軸としつつも同社の強み・特長も明確に表す設計・デザインを作成」しました。受験生が知りたい情報を起点にしながら、講座ならではの特長を明確に打ち出すことで、閲覧から申し込み検討へと自然につながる構成を実現しています。

フォーサイトの制作実績

フォーサイトの制作実績を見る

この事例のポイントは、「求められる情報」と「伝えたい強み」を対立させず、ひとつの軸に統合して設計していることです。ゴールから逆算すれば、強みのアピールも「訪問者の判断材料」として自然に組み込めます。

下の図は、ゴールから逆算する導線設計の流れを5つのステップに整理したものです。

ゴールから逆算する導線設計の5ステップ(ゴール定義からターゲット理解、情報整理、入口設計、導線接続まで)

図のとおり、ゴールの定義→ターゲット理解→必要な情報の整理→入口の設計→導線の接続という順で考えると、各ページに「ゴールに対する役割」が与えられます。役割が決まれば、そのページの最後に置くべきリンクやCTA(行動喚起ボタン)も自ずと決まります。Web制作会社に制作やリニューアルを依頼する場合も、この逆算の考え方を共有できているかどうかで、完成するサイトの成果は大きく変わってきます。

トップページの導線は入口設計で決まる|「誰向けの情報か」を数秒で伝える

サイト全体の導線の中で、最も影響が大きいのがトップページの導線、すなわち「入口設計」です。トップページの役割は、情報を網羅することではありません。訪問者に「このサイトは自分に関係がある」と数秒で理解させ、その人に合った入り口へ振り分けることです。

理由は、トップページが多くの訪問者にとって最初の接点であり、かつ最も離脱が起きやすい場所だからです。訪問者はトップページを開いた瞬間に「自分向けのサイトか」「知りたい情報がありそうか」を直感的に判断します。ここで判断材料を提示できなければ、その先にどれだけ充実したコンテンツや問い合わせフォームを用意していても、たどり着いてすらもらえません。入口でつまずくと、後段の導線がすべて機能しなくなるのです。

訪問者のタイプ別に入り口を分ける

入口設計の実践的な手法が、訪問者のタイプごとに入り口を分けることです。企業サイトには、目的の異なる複数の訪問者が訪れます。見込み顧客、既存顧客、求職者、取引先。同じ「見込み顧客」でも、業種や立場によって知りたい情報は異なります。全員に同じ入口を用意するのではなく、「あなた向けの情報はこちらです」と最初に示すことで、各訪問者は迷わず自分の道筋に入れます。

【3つの顧客層に合わせて導線を再設計した、法人向けサービスサイトリニューアル事例】

クライマークスが企画・制作を担当した、大手旅行会社が展開する法人向けサービスサイトのリニューアルをご紹介します。

プロジェクトでは、主な訪問者として「企業」「行政機関」「教育機関」という3つの顧客層に着目。それぞれが自分に必要な情報へ迷わずアクセスできるよう、トップページの入口を顧客属性ごとに分けた導線設計へと刷新。あわせて、サイト全体のデザインも見直し、訪問者が最初の画面から直感的に目的の情報を選べる構成としました。また、関係者への取材をもとにした新規コンテンツの企画・制作に加え、運用性やセキュリティ面にも配慮し、SaaS型CMSを採用してサイトを構築しました。

法人向けサイトでは、訪問者の立場や目的が明確に分かれるケースも少なくありません。その場合、「誰向けの情報なのか」をトップページの構造そのもので示すことで、説明を読み込まなくても、自分に合った情報へスムーズに進めるようになります。こうした顧客属性に応じた入口設計は、複数のターゲットを持つ法人向けサイトにおいて有効なアプローチの一つと考えます。

ファーストビューで伝えるべき3つのこと

入り口の分岐とあわせて、トップページのファーストビュー(最初に画面に表示される範囲)では、「誰のためのサイトか」「何が得られるのか」「次にどこへ進めばよいか」の3点を伝えることが基本です。キャッチコピーで対象と価値を言い切り、その直下に主要な入り口やCTAを配置する。この構造ができているだけで、直帰率は大きく変わり得ます。

また、トップページの導線という観点では、グローバルナビゲーション(サイト共通のメニュー)の分かりやすさも入口設計の一部です。メニューの言葉が社内用語になっていないか、項目が多すぎて選べなくなっていないかを点検してみてください。入口設計は「絞る勇気」が問われる工程であり、ここを整理できるかどうかが、後続の段階的誘導の効果を左右します。

もうひとつ補足すると、検索エンジンや広告から訪れる人の多くは、トップページではなく下層ページに直接着地します。つまり入口はトップページだけではありません。主要な下層ページにも「このページは誰向けの何の情報か」を冒頭で示し、トップページと同じように次の一歩へ進める入り口を用意しておくことで、どこから入ってもゴールへつながるWebサイトになります。

いきなり売り込まないホームページが問い合わせを増やす|段階的誘導の考え方

入口設計で訪問者を迎え入れたら、次はゴールまでの中間の道筋です。ここで大切なのは、訪問した瞬間の相手にいきなり問い合わせを迫るのではなく、訪問者の温度感に合わせて一段ずつ気持ちを高めていく「段階的誘導」を設計することです。

なぜ段階を踏む必要があるのでしょうか。住宅や講座、業務システムのように検討期間が長い商材ほど、初回訪問で即問い合わせに至る人はごく一部だからです。大半の訪問者は「なんとなく情報収集を始めた」段階にいます。その相手に対してどのページでも「今すぐお問い合わせを」と迫るだけでは、心理的な距離が縮まらないまま離脱されてしまいます。逆に、興味を引き出すコンテンツで理解を深めてもらい、比較・検討の材料を提供し、気持ちが高まったところで出口を示すという流れを作れば、同じ訪問者数でも問い合わせ・資料請求に至る割合を高められるのです。

次の図は、段階的誘導の考え方を「訪問者の心理」と「サイト側が用意する導線」の対応で整理したものです。

いきなり売り込まない段階的誘導の考え方(認知・興味・比較検討・行動の各段階と訪問者心理、用意すべき導線の対応表)

図のように、認知→興味→比較・検討→行動という各段階で訪問者の頭の中にある問いは異なります。導線設計とは、この問いに先回りして答えるコンテンツを順番に並べることだと捉えると分かりやすいでしょう。

興味を引き出すコンテンツが導線の中継地点になる

段階的誘導の鍵を握るのが、コラムや実例紹介といった「読み物コンテンツ」です。これらは単なる集客用の記事ではなく、まだ温度感の低い訪問者と問い合わせページの間をつなぐ中継地点の役割を果たします。実例やお客様の声は比較・検討段階の不安を解消し、コラムは課題への理解を深めて「この会社は詳しそうだ」という信頼を育てます。

【カタログ請求までの段階的な導線を再設計した、注文住宅メーカーのサイトリニューアル事例】

クライマークスが企画・制作を担当した、注文住宅を手がける住宅メーカーのコーポレートサイトリニューアルにおいて、トップページからカタログ請求まで、ユーザーを無理なく導く導線設計の見直しが大きなテーマとなっていました。

そこで、ターゲットユーザーの興味・関心を段階的に高めながら、最終的なコンバージョンへとつなげる情報設計を実施。あわせてナビゲーションもシンプルで直感的な構造へと再構築し、コラムや建築実例など、階層の深いコンテンツにもアクセスしやすいサイトへと刷新しました。その結果、サイト内の回遊性が高まり、ユーザーが自分の関心に応じて情報を深掘りしやすくなったほか、自然検索から各コンテンツへの流入増加にもつながっています。注文住宅のように検討期間が長い商材では、最初からカタログ請求だけを求めるのではなく、実例やコラムなどを通じて期待感や理解を高めながら、次のアクションへつなげていく設計が重要です。

尚、この考え方はBtoBサイトにも共通すると考えます。サービス紹介、導入事例、資料請求といった各コンテンツを分断せず、ユーザーの検討段階に沿って一連の流れとして設計することが、問い合わせにつながるサイトづくりのポイントと考えます。

各ページに「次の一歩」を必ず用意する

段階的誘導を機能させる実務上のコツは、すべてのページの末尾に「次の一歩」を用意することです。コラムを読み終えた人には関連する実例紹介へ、実例を見た人にはサービス詳細や資料請求へ、というように、ページの内容と温度感に合った次のリンクを置きます。行き止まりのページをなくすことが、サイト全体を一本の道筋に変える近道です。

フォーム・CTA改善で取りこぼしをなくす|サイトのCVR改善は最後の一歩が勝負

導線の終盤、つまりCTA(行動喚起)とフォームの改善は、サイトのCVR改善の中で最も費用対効果が高い領域です。せっかく問い合わせる気持ちになった訪問者の離脱は、CTAの分かりにくさとフォームの負担という2つの要因で起きています。ここを整えるだけで成果が変わるケースが多くあります。

なぜ最後の一歩がそれほど重要なのか。一般に、BtoBサイトの問い合わせ・資料請求のCVR(コンバージョン率)はおおむね1〜3%前後がひとつの目安とされることが多いと言われます。つまり100人が訪れても問い合わせに至るのは数人であり、フォーム到達後の離脱を少し減らすだけでも、成果への影響は相対的に大きいのです。集客を2倍にするより、フォーム完了率を改善する方が早く効く場面は珍しくありません。

CTAは「文言・場所・受け皿」で見直す

CTA改善の視点は3つあります。1つ目は文言です。「送信」「お問い合わせ」といった無機質な言葉よりも、「無料で資料をダウンロードする」「30秒で相談内容を送る」のように、行動の先に得られるものと負担の軽さが伝わる言葉の方がクリックされやすくなります。

2つ目は場所とタイミングです。ページの最上部と最下部だけでなく、コンテンツを読んで気持ちが高まった箇所、たとえば導入事例の直後や料金説明の直後にCTAを置くと自然に機能します。段階的誘導の章で述べたとおり、温度感の低い段階で連打するのは逆効果です。

3つ目は受け皿の使い分けです。「今すぐ問い合わせるほどではない」人のために、資料請求やメルマガ登録といったハードルの低い受け皿を併設します。資料請求への導線を用意しておくことで、検討初期の見込み顧客との接点を失わずに済みます。

フォーム改善(EFO)で「あと一歩」の離脱を防ぐ

フォームまで到達した訪問者の離脱を防ぐ取り組みは、EFO(入力フォーム最適化)と呼ばれます。基本は「入力の負担と不安を減らすこと」に尽きます。入力項目は本当に必要なものだけに絞り込み、任意項目と必須項目を明確に区別します。エラーが出たときにどこを直せばよいか一目で分かるようにし、入力途中で全消えするような挙動は避けます。

また、フォームの近くに「営業電話は行いません」「1営業日以内に返信します」といった不安を打ち消す一言を添えるだけでも、送信への心理的ハードルは下がります。プライバシーポリシーへの配慮や、送信後に何が起こるかの明示も同様です。たとえば、フォームの入力項目を15項目から7項目に絞り、返信までの流れを明記した製造業の会社があるとします。このような整理だけでも、フォーム完了率の改善が期待できるというのが一般的な考え方です。フォームは「審査」ではなく「会話の入り口」という意識で、訪問者の負担を軽くしていきましょう。

スマートフォンでの入力体験も忘れずに点検したいポイントです。ボタンが指で押しやすい大きさになっているか、電話番号の入力時に数字キーボードが自動で表示されるか、確認画面までの遷移が長すぎないか。パソコンで作られたフォームはスマートフォンでは想像以上に入力しづらいものです。担当者自身が自分のスマートフォンで最初から最後まで送信してみるだけでも、多くの改善点が見つかります。あわせて、急ぎの相談が多い業種であれば、フォームと並べてタップで発信できる電話CTAを用意しておくと、サイトのCVR改善の取りこぼしをさらに減らせます。

効果計測と改善サイクルで導線設計を育てる|作って終わりにしない

最後の章は、導線設計を継続的に機能させるための効果計測と改善サイクルです。導線設計は一度作って完成するものではなく、実際の訪問者の動きを計測しながら育てていくものです。公開時点の設計はあくまで仮説であり、その仮説を検証する仕組みまで含めて導線設計だと考えてください。

なぜ計測が不可欠かというと、冒頭で触れたとおり「設計した導線」と「実際の動線」は必ずどこかでずれるからです。運営側の想定どおりに動いてくれる訪問者ばかりではありません。想定外の入口から入り、想定外のページで離脱する。そのズレこそが改善のヒントであり、計測をしなければズレの存在にすら気づけません。

次の図は、導線設計を育てる改善サイクルと、チェックしたい代表的な指標を整理したものです。

導線設計を育てる効果計測と改善サイクル(計測・分析・仮説・改善検証の4ステップと、到達率・回遊率・フォーム完了率などの指標例)

動線分析で「想定とのズレ」を見つける

計測の第一歩は、アクセス解析ツールで訪問者が実際にたどった経路(動線)を可視化することです。GA4のようなアクセス解析では、どのページから入り、どのページを経由し、どこで離脱したかを追えます。さらにヒートマップツールを使えば、ページ内のどこまで読まれたか、どのボタンが押されているかも見えてきます。

見るべきポイントは図中の指標のとおりです。ゴールページへの到達率が低ければ中間の導線に、トップページの直帰率が高ければ入口設計に、フォームの完了率が低ければフォーム自体に課題がある、というように、指標ごとに疑うべき場所が変わります。数字はサイト全体をぼんやり眺めるのではなく、導線のどの区間が詰まっているのかを特定するために使うのが効果的です。区間を切り分けて見ることで、限られた工数をどこに投じるべきかの優先順位も明確になります。

改善は「一度に変えすぎない」のが鉄則

課題の区間が見えたら、仮説を立てて改善します。このとき重要なのは、一度に変える箇所を絞ることです。トップページもCTAもフォームも同時に変えてしまうと、成果が動いたときにどの施策が効いたのか分からなくなります。変更点を絞り、実施前後の数字を比較する。可能であればA/Bテストで検証する。この地道な繰り返しが、導線設計を確実に強くしていきます。

改善サイクルを続けるコツは、あらかじめ目標と確認の頻度を決めておくことです。たとえば「月間の問い合わせ件数」を最終目標に置き、その手前の指標としてフォーム到達数や完了率を月次で定点観測する、という形です。数字を見る日をカレンダーに固定してしまえば、日々の業務に追われて計測が止まる事態を防げます。加えて、計測結果と改善の履歴を簡単な記録として残しておくと、担当者が変わってもWebサイトの導線設計の知見が社内に蓄積されていきます。

また、改善サイクルを回すには運用しやすいサイト基盤も欠かせません。更新のたびに外部へ依頼が必要な構造では、仮説検証のスピードが上がらないからです。CMSの選定や更新フローの設計まで含めて相談できるWeb制作会社をパートナーにすると、公開後の改善サイクルが回しやすくなります。導線設計・計測環境・運用体制の3点をセットで整えることが、問い合わせ・資料請求を継続的に増やしていくための土台になります。

まとめ|Webサイトの導線設計はゴールからの逆算で成果が変わる

Webサイトの導線設計は、ゴール(CV)の定義→入口設計→段階的誘導→フォーム・CTA改善→効果計測という一連の流れで考えることで、初めて問い合わせ・資料請求という成果につながります。訪問者は案内がなければ動いてくれません。だからこそ、まずは自社サイトを訪問者の目でたどり、道筋が途切れている場所をひとつ見つけることから始めてみてください。競合サイトも日々改善を続けている以上、着手が早いほど差は開きにくくなります。もし「どこから手をつけるべきか分からない」「リニューアルを機に導線を根本から見直したい」とお考えなら、多くの実績で培った知見をもとに、戦略から一緒に考えるWeb制作会社クライマークスにお気軽にご相談ください。

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