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WordPressでLPは作れる?固定ページ・プラグイン・テーマの違いと現実的な選び方

すでにWordPressでサイトを運用していて、「キャンペーン用のLPを1枚追加したい」と考えたとき、最初に浮かぶのは「そもそもWordPressのランディングページとは何を指すのか」「固定ページで作れるのか、専用のプラグインやテーマが必要なのか」という疑問ではないでしょうか。

WordPressでLPは十分に作れます。ただし、固定ページでの自作・LP作成プラグイン・LP対応テーマという3つの方法があり、費用・難易度・自由度が大きく異なるため、目的に合わない方法を選ぶと途中で挫折しやすいのも事実です。

この記事では、WordPressのランディングページとは何かという基本から、3つの作り方の比較、管理画面に表示される「ランディングページ一覧」の意味、そして自作と外注の判断基準まで、Web制作の現場の視点でわかりやすく解説します。

WordPressのランディングページとは?通常のWebページとの違い

まず押さえておきたい結論は、WordPressのランディングページとは「WordPressというCMSの上に作られた、コンバージョン獲得に特化した1枚完結型のページ」だということです。ランディングページ(LP)はWordPress特有の機能名ではなく、Webマーケティングの世界で使われるページの「役割」を表す言葉であり、それをWordPressで実現したものを指しています。

ここを誤解したまま進めると、「WordPressのどこにランディングページを作るボタンがあるのか」を探し続けて時間を浪費してしまいます。WordPressにはもともと「ランディングページ」という専用の投稿タイプは存在せず、固定ページやプラグイン、テーマの機能を使ってLPという役割のページを作り上げる、というのが正しい理解です。

ランディングページの本来の意味と狭義のLP

ランディングページとは、英語のland(着地する)が語源で、広い意味では訪問者が検索結果や広告から最初に着地するページ全般を指します。一方、Webマーケティングの現場で「LPを作りたい」と言う場合はほぼ狭義の意味で、問い合わせ・資料請求・購入といった行動(コンバージョン)をしてもらうことだけを目的に設計された縦長の1ページを指すのが一般的です。

狭義のLPには明確な特徴があります。まず、ページ内のリンクを最小限に絞り込み、他のページへ回遊させないこと。次に、キャッチコピー、悩みへの共感、解決策の提示、実績や利用者の声、料金、そして申し込みボタンという流れで、読み進めるだけで行動したくなるストーリー構造になっていること。そして、ページのあちこちにCTA(行動喚起)ボタンが繰り返し配置されていることです。

つまり、WordPressのランディングページの作り方を考えるということは、「この構造のページを、WordPressの機能を使ってどう実現するか」を考えることに他なりません。

通常のWordPressサイトとLPは見た目も構造もまったく違う

理由を掘り下げると、通常のWordPressサイトとLPでは設計思想が正反対であることがわかります。コーポレートサイトやブログは、グローバルナビゲーションやサイドバー、フッターリンクを通じてサイト内を回遊してもらうことを前提に作られています。対してLPは、着地したユーザーをCTAボタンまで一直線に導くため、ナビゲーションもサイドバーも意図的に取り払った1カラムの縦長構成にするのが定石です。

下の図は、通常のWordPressサイトとLPの構造の違いをブラウザ画面のイメージで対比したものです。同じWordPressで作られていても、ページの骨格がここまで異なることがひと目でわかるはずです。

通常のWordPressサイトとランディングページの構造の違いを対比した図。左は2カラムでナビゲーションやサイドバーがあり回遊型、右は1カラム縦長でCTAボタンに直行する構成

このように、既存テーマのままただ固定ページを追加しただけでは、ヘッダーメニューやサイドバーが表示されて「LPらしくない」ページになってしまいます。だからこそ、後述するテンプレートの切り替えやプラグイン、LP対応テーマといった手段が必要になるのです。

既にWordPressサイトを持つ人がLPを追加するメリット

具体例で考えてみましょう。たとえば、WordPressで作ったコーポレートサイトを運用しているリフォーム会社が、期間限定の「外壁塗装キャンペーン」用にLPを追加したいとしましょう。この場合、既存のWordPress環境にLPを追加できれば、新たにサーバーやドメインを契約する必要がなく、使い慣れた管理画面から自社でテキストや価格を更新できるという大きな利点があります。

さらに、既存サイトと同じドメイン配下にLPを置けば、アクセス解析も一元管理しやすくなります。一方で、既存テーマとの相性やデザインの制約といった注意点もあるため、「WordPressだから簡単」と考えるのではなく、方法ごとの特徴を理解して選ぶことが、LP追加を成功させる最初の分かれ道になります。

WordPressでLPを作る3つの方法|固定ページ・プラグイン・LPテーマの全体像

WordPressのランディングページの作り方は、大きく分けて「固定ページで自作する」「LP作成プラグインを使う」「LP対応テーマを使う」の3つです。どれが正解というものではなく、かけられる費用・自分のスキル・求めるデザインの自由度によって最適解が変わります。この章では、まず3つの方法の全体像をつかみましょう。

なぜ全体像の把握が先なのかというと、検索して出てくる情報の多くが「プラグインならこれ」「テーマならこれ」と方法ごとに分断されているため、初学者は自分がどの土俵で比較すべきかを見失いやすいからです。先に地図を持っておけば、個別のツール名に振り回されずに済みます。

方法1:固定ページで自作する|費用最小・自由度は工夫次第

1つめは、WordPress標準の固定ページ機能とブロックエディタ(Gutenberg)でLPを組み立てる方法です。追加費用は原則かからず、いま使っているテーマのまま始められます。近年のブロックエディタは、カラムやボタン、カバー画像といったブロックを積み上げるだけでかなり整ったページが作れるようになっており、テーマ側に「1カラム」や「LP用」といったテンプレートが用意されていれば、ヘッダーやサイドバーを外した縦長LPも実現できます。

ただし、デザインの完成度は使っているテーマとブロックの表現力に依存します。凝った装飾やアニメーションを入れたい場合は、追加CSSの知識が必要になる場面も出てくるでしょう。

方法2:LP作成プラグインを使う|ドラッグ&ドロップで直感的に

2つめは、ElementorやSeedProdに代表されるページビルダー系プラグインを導入する方法です。ドラッグ&ドロップで要素を配置でき、LP向けのテンプレートが豊富に用意されているため、デザイン知識がなくても見栄えのするLPを短時間で形にできるのが最大の強みです。無料版でも基本的なLPは作成でき、有料版は一般に年額1万円前後から、上位プランでは数万円程度の価格帯とされています。

注意点は、プラグインを増やすほど表示速度への影響や、テーマ・他プラグインとの相性問題が起こり得ることです。既存サイトに導入する場合は、必ずバックアップを取ってから試すのが鉄則です。

方法3:LP対応テーマを使う|デザイン完成度と引き換えに切り替えコスト

3つめは、LP作成機能を最初から備えたWordPressテーマを使う方法です。国産テーマでは、無料で使えるLightningや、ビジネスサイト向けのEmanon、デザイン性の高いTCDシリーズなどに、ヘッダー・フッターを非表示にしたLP専用レイアウトの機能が用意されています。有料テーマは製品によって1万円前後から数万円台まで幅がありますが、買い切り型が多く、月額費用がかからないのが特徴です。

テーマ全体の設計としてLPが考慮されているため完成度と統一感は高い一方、既存サイトのテーマを変更するとサイト全体のデザインが変わってしまうため、既にWordPressサイトを運用している人にとっては導入ハードルが最も高い方法でもあります。

費用・難易度・自由度で3つの方法を比較する

3つの方法の位置づけを整理したのが次の図です。費用や難易度はあくまで目安の幅ですが、「まず何で迷うべきか」の判断材料として活用してください。

WordPressでLPを作る3つの方法の比較図。固定ページ自作・LP作成プラグイン・LP対応テーマを費用・難易度・自由度で比較し、選び方のフローを示している

まとめると、とにかく費用をかけずに試したいなら固定ページ自作、デザインの自由度と作りやすさの両立ならプラグイン、サイト全体を含めた統一感やリニューアルを視野に入れるならLP対応テーマという整理になります。次章からは、それぞれの実践手順をより具体的に見ていきます。

固定ページでランディングページを自作する手順と注意点

この章では、追加費用なしで始められる固定ページでのランディングページの作り方を、手順に沿って解説します。固定ページ自作は「LPの構成要素を理解しながら、小さく早く始めたい人」に最適な方法です。ツールに頼らず一度自分の手で作っておくと、後でプラグインやテーマ、外注に切り替えるときにも要件を的確に伝えられるようになります。

WordPressのランディングページの作り方:基本の5ステップ

手順は大きく5つです。第1に、LPの構成(ワイヤーフレーム)を先に決めること。キャッチコピー、共感パート、解決策、実績・お客様の声、料金、よくある質問、CTAという定番の流れを、紙やドキュメントで先に書き出します。いきなり管理画面で作り始めると、デザインをいじること自体が目的化してしまいがちです。

第2に、管理画面の「固定ページ」→「新規追加」でページを作成します。投稿ではなく固定ページを使う理由は、LPがカテゴリーや時系列に属さない独立したページだからです。パーマリンクは「lp-campaign」のように内容がわかる半角英数字のスラッグに設定しておきましょう。

第3に、ページテンプレートの切り替えです。テーマによっては、ページ設定に「1カラム」「幅広」「Blank」「LP用」といったテンプレートが用意されており、これを選ぶだけでサイドバーやナビゲーションを非表示にできます。ブロックテーマの場合は、サイトエディター機能でヘッダー・フッターを持たないカスタムテンプレートを作成して割り当てる方法が使えます。

第4に、ブロックエディタでセクションを積み上げる作業です。カバーブロックでファーストビューを作り、カラムブロックで特徴を並べ、ボタンブロックでCTAを配置していきます。第5に、公開前にスマートフォンでの表示確認を必ず行います。LPへの流入は広告経由・スマートフォン経由が多くなりやすいため、モバイル表示の崩れはコンバージョンに直結します。

ブロックエディタでLPらしく見せる3つのコツ

同じブロックの組み合わせでも、少しの工夫でLPの説得力は大きく変わります。1つめのコツは、CTAボタンをファーストビュー・中間・最下部の最低3か所に置くことです。縦長のLPでは、読者がどこで気持ちが固まるかわかりません。2つめは、セクションごとに背景色を交互に切り替えることです。グループブロックに背景色を設定するだけで、情報のまとまりが視覚的に伝わりやすくなります。3つめは、画像や実績数値を先に用意してから組み立てることです。素材が後回しになると、仮置きのまま公開してしまうLPが実際に少なくありません。

自作でつまずきやすいポイントと対処法

具体例で考えます。たとえば、ある学習塾が、夏期講習のLPを固定ページで自作するとしましょう。よくあるつまずきは、まずヘッダーメニューが消せないこと。これはテーマにLP向けテンプレートがない場合に起こりやすく、追加CSSで非表示にする方法もありますが、テーマ更新で崩れるリスクを考えると、テンプレート機能を持つテーマやプラグインの検討に切り替えるのが現実的です。

次に多いのが、グローバルメニューにLPが勝手に追加されてしまうという混乱です。これはメニュー設定が「固定ページを自動追加」になっているためで、外観のメニュー設定からチェックを外せば解決します。また、キャンペーン用LPを検索結果に出したくない場合は、SEOプラグインなどでそのページだけnoindexを設定するという選択肢も覚えておくとよいでしょう。広告専用LPと、検索流入も狙うLPとでは扱いが異なるため、目的に応じて判断することが大切です。

LP作成

LP作成プラグインとLP対応テーマの選び方

固定ページ自作に限界を感じたとき、次の選択肢になるのがLP作成プラグインとLP対応テーマです。既存サイトのデザインを変えずにLPだけ強化したいならプラグイン、サイト全体の刷新やLP量産を見据えるならテーマが基本の考え方です。この章では、実在する代表的なツールを挙げながら、選び方の軸を整理します。

なぜこの使い分けなのかというと、プラグインは既存テーマの上に機能を「追加」する仕組みであるのに対し、テーマはサイトの見た目の土台そのものを「交換」する仕組みだからです。既にWordPressサイトを運用している人にとって、この違いは導入リスクの差に直結します。

代表的なLP作成プラグインと特徴

世界的に利用者が多いのはElementorです。ドラッグ&ドロップの直感的な編集画面で、余白・配色・フォントまで細かく調整でき、コードを書かずにデザイン性の高いLPを作れます。無料版でも基本機能は揃っており、テンプレートや高度な機能を使いたい場合に有料版を検討する形で始められます。

LP作成に特化したものではSeedProdが知られており、公開前の「Coming Soon」ページやセールスページのテンプレートが豊富です。国産では、ブロックを積み上げる感覚でセールスLPを作れるDanganページビルダーのような買い切り型プラグインもあります。国産プラグインは管理画面もサポートも日本語なので、英語のツールに不安がある担当者には心強い選択肢です。

プラグイン選びで確認したいのは、更新が継続されているか、使用中のWordPressバージョンやテーマと相性問題がないか、そして表示速度への影響です。高機能なページビルダーほど読み込むファイルが増える傾向があるため、導入後はページ表示速度の計測を習慣にしましょう。

代表的なLP対応テーマと向いているケース

テーマでは、無料で使える国産テーマのLightningが代表格です。ビジネスサイト向けのシンプルな設計で、拡張プラグインやカスタム投稿タイプの活用によってLP的なページ運用にも対応できます。有料では、ヘッダー・フッターを非表示にしたLP専用レイアウトを標準搭載するEmanonや、デザイン性の高いテーマを多数展開するTCDシリーズなどが知られています。

テーマ型が向いているのは、たとえば美容機器の販売会社が、サイト全体のリニューアルとあわせて商品ごとのLPを継続的に量産していきたいと考えているようなケースです。テーマにLP機能が組み込まれていれば、LPごとにデザインがばらつかず、制作フローも標準化できます。逆に、既存サイトに満足していてLPを1枚だけ足したい場合、テーマの乗り換えは影響範囲が大きすぎるため、プラグインか固定ページ自作が現実的です。

プラグインとテーマ、どちらを選ぶべきかの判断軸

判断軸は3つあります。1つめは既存サイトへの影響範囲です。テーマ変更はサイト全体の見た目に波及するため、運用中サイトでは検証環境なしに行うべきではありません。2つめはLPの制作枚数です。年に1〜2枚ならプラグインや自作で十分ですが、継続的に何枚も作るならテーマやデザインシステムレベルでの整備が効いてきます。3つめは社内のスキルと引き継ぎです。高機能なページビルダーは便利な反面、設定が属人化しやすく、担当者交代で誰も触れなくなるリスクがあります。ツールの選定段階で、誰が更新を担うのかまで決めておくことが、WordPressのランディングページ運用を長続きさせるコツです。

管理画面の「ランディングページ一覧」とは?初学者がつまずくポイント

WordPressの管理画面を触っていて、「ランディングページ一覧」や「LP」というメニューが表示されているのはなぜか、あるいは逆に解説記事に出てくるそのメニューが自分の画面には見当たらないのはなぜか、と戸惑った経験はないでしょうか。結論を先に言うと、「ランディングページ一覧」はWordPress標準の機能ではなく、使用中のテーマまたはプラグインが独自に追加しているメニューです。

この事実を知らないと、「自分のWordPressは壊れているのではないか」「バージョンが古いのではないか」と見当違いの原因を疑ってしまいます。WordPressランディングページ一覧とは何なのかを正しく理解しておくことは、初学者が余計な回り道をしないために意外と重要なポイントです。

「ランディングページ一覧」が表示される仕組み

WordPressの管理画面でコンテンツ作成に使う標準の投稿タイプは、「投稿」と「固定ページ」の2つです。管理画面の左メニューに「ランディングページ」「LP」「セールスページ」といった項目が表示されている場合、それはカスタム投稿タイプという仕組みを使って、テーマやプラグインが独自の投稿タイプを登録しているからです。

たとえば、LP機能を持つ有料テーマのEmanonでは、ランディングページ用のカスタム投稿タイプが用意されており、専用メニューからLPを作成・管理できます。Lightningのようなテーマでもカスタム投稿タイプの追加機能を使ってLP用の投稿タイプを設定でき、LP系プラグインを導入した場合も同様に専用メニューが追加されることがあります。つまり、メニューの有無は環境次第であり、表示されていないからといって異常ではありません。

次の図は、管理画面のイメージで「ランディングページ一覧」の位置づけを整理したものです。標準メニューと、テーマ・プラグインが追加するメニューの違いを確認してください。

WordPress管理画面のイメージ図。投稿・固定ページは標準機能、ランディングページ一覧はテーマやプラグインが追加するカスタム投稿タイプのメニューであることを示している

カスタム投稿タイプでLPを管理するメリット

では、なぜテーマやプラグインはわざわざ専用の「ランディングページ一覧」を用意するのでしょうか。理由は管理のしやすさと設計の分離にあります。LPをカスタム投稿タイプとして分けておけば、通常の固定ページに混ざらず、LPだけを一覧で管理できます。さらに、LP専用の投稿タイプにはヘッダー非表示・1カラム化といったLP向けのテンプレートをあらかじめ割り当てられるため、作成のたびにレイアウト設定で悩む必要がなくなります。

たとえば、ある人材紹介会社が、職種別に10枚以上のLPを運用しているとしましょう。固定ページにLPとサービス案内が混在していると、更新対象を探すだけでもひと苦労ですが、「ランディングページ一覧」に分離されていれば、担当者は迷わず目的のLPにたどり着けます。LPの枚数が増えるほど、この仕組みの恩恵は大きくなります。

固定ページで作ったLPが「一覧」に出ないのはなぜ?

初学者が最もつまずきやすいのがここです。固定ページで自作したLPは、あくまで投稿タイプが「固定ページ」なので、テーマやプラグインが用意した「ランディングページ一覧」には表示されません。逆に、カスタム投稿タイプで作ったLPは「固定ページ一覧」には出てきません。どこで作ったページはどこに一覧表示されるのかという対応関係を押さえておけば、「作ったはずのLPが消えた」という誤解は防げます。

また、テーマを乗り換えると、旧テーマが登録していたカスタム投稿タイプのメニューが消え、LPが管理画面から見えなくなることがあります。データ自体はデータベースに残っているのが通常ですが、表示・編集には元の仕組みが必要になるため、テーマ独自機能でLPを量産する場合は、将来の乗り換えコストも頭に入れておくことをおすすめします。こうした構造の理解は、Web制作会社に相談する際にも話がスムーズになる基礎知識です。

WordPressのLP制作を外注する判断基準と費用・運用の現実

ここまでWordPressのランディングページを自分で作る方法を解説してきましたが、最後に向き合いたいのが「本当に自作すべきか、Web制作会社に外注すべきか」という問いです。LPの目的が「とにかく早く安く形にすること」なら自作、「広告費をかけて成果を出すこと」なら外注や専門家の関与を検討すべきです。

LPの成否は、デザインの見た目以上に訴求の設計(誰に・何を・どう言うか)とコンバージョン導線の設計で決まります。ツールの進化でページを「作る」ハードルは下がりましたが、「成果の出るLPを設計する」難易度はほとんど下がっていません。広告出稿とセットでLPを運用する場合、LPの出来はそのまま広告費の費用対効果に跳ね返ります。

自作か外注かを分ける3つの視点

1つめの視点は広告予算の有無です。たとえば、ある歯科医院が、月に数十万円規模のWeb広告を出してインプラント相談のLPに誘導するとしましょう。この規模の広告費を投じるなら、LP制作を数万円惜しんで成約率の低いページに流し込むより、設計から作り込まれたLPに投資したほうがトータルの費用対効果は高くなりやすいと考えられます。逆に、広告を使わず既存顧客への案内が中心なら、自作LPでも役割は十分果たせます。

2つめは社内リソースと納期です。LPの自作には、構成検討から素材準備、実装、スマートフォン対応の確認まで含めると、慣れていない担当者では想像以上の時間がかかります。通常業務と並行して数週間かけるコストと、外注費を天秤にかける視点が必要です。3つめは改善運用の体制です。LPは公開後にABテストや文言修正を重ねて育てるものなので、更新を自社で回したいのか、改善提案まで任せたいのかによって、選ぶべきパートナーも変わります。

外注した場合の費用相場の目安

WordPressでのLP制作を外注する場合の費用は、依頼範囲によって大きく変わります。一般的な目安として、テンプレートを活用したシンプルなLPで10万円前後〜30万円程度、オリジナルデザインでの制作で30万円〜60万円程度、市場調査や訴求設計・構成ライティングまで含む戦略型のLPでは60万円以上になることも珍しくありません。これらはあくまで幅のある相場観であり、実際にはページのボリュームや素材の有無、撮影・ライティングの要否で変動します。

見積もりを比較する際は、金額だけでなく「WordPressに実装して納品してくれるのか」「公開後に自社で更新できる作りにしてくれるのか」を必ず確認しましょう。せっかくWordPressを使っているのに、更新のたびに制作会社への依頼が必要な作りでは、CMSのメリットが半減してしまいます。

公開後の運用・更新こそLPの本番

見落とされがちですが、LPは公開した瞬間がスタートラインです。アクセス解析でファーストビューの離脱率やCTAのクリック率を確認し、キャッチコピーや料金表示、ボタンの文言を少しずつ改善していくことで、コンバージョン率は育っていきます。WordPressでLPを持つ最大の意味は、まさにこの改善サイクルを自社の手で高速に回せることにあります。

また、WordPress本体・テーマ・プラグインのアップデートへの追従も運用の一部です。更新を放置するとセキュリティリスクが高まるだけでなく、ある日突然レイアウトが崩れる原因にもなります。自作でも外注でも、「誰が・どの頻度で・何を更新するのか」を公開前に決めておくことが、WordPressのランディングページ運用でつまずかないための最後の鍵です。判断に迷う場合は、制作と運用の両方を見てくれるWeb制作会社に早い段階で相談しておくと、後戻りの少ない選択ができます。

まとめ:WordPressのランディングページは「作る方法選び」から始めよう

WordPressのランディングページとは、コンバージョン獲得に特化した1枚完結型のページをWordPress上で実現したものです。作り方には固定ページでの自作・LP作成プラグイン・LP対応テーマの3つがあり、費用・難易度・自由度、そして既存サイトへの影響を踏まえて選ぶことが成功の第一歩になります。管理画面の「ランディングページ一覧」がテーマやプラグインによる追加機能だと知っておけば、初学者の多くの混乱は避けられます。

LPは作って終わりではなく、公開後の改善で成果が決まります。広告費を投じて本気で成果を狙うなら、訴求設計から任せられるWeb制作会社への相談が近道です。クライマークスでは、サービスサイト制作からLPの設計・改善までを一貫して支援しています。まずは現在のサイトの状況とあわせて、お気軽にご相談ください。

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