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Journal

クライマークス社員のノウハウを、コラム、ケーススタディ、インタビューなどでご紹介

お客様の声

 

Webの変化に合わせサイトを進化させ、ストーリーとして沢井製薬を表現していきたい

ジェネリック医薬品のリーディングカンパニーとして「なによりも患者さんのために」を企業理念とし、事業活動を行っている沢井製薬。クライマークスは、同社のコーポレートサイトリニューアルを担当しました。今回、プロジェクトを手がけたプロデューサーとディレクターが、ご担当者にお話を伺いました。

沢井製薬の皆さんとClimarksメンバー

左から、クライマークス 木村、沢井製薬 小野寺さま、クライマークス松本

沢井製薬株式会社
https://www.sawai.co.jp/
サワイグループホールディングス株式会社 ブランドコミュニケーション部
小野寺 和子 さま
クライマークス
プロデューサー:木村
ディレクター:松本

他社との差別化が、リニューアルの理由の一つ

松本

まず、改めて、コーポレートサイトリニューアルの背景や課題を、お伺いしたいと思います。

小野寺

ユーザビリティなどテクニカルな部分の改善や、運用しやすくしたいといったことのほか、他社との差別化がリニューアルの理由の一つでした。
日本の医療業界は、患者さんに寄り添う姿勢や優しい雰囲気、親しみやすさなどを広報や広告で打ち出す傾向が強いですよね。コーポレートサイトも、親子孫の三世代、家族が笑顔で健やかに暮らしているといった、何というか、ほんわかした(笑)イメージのものが多いと思います。
企業理念でありスローガンとしても使っている「なによりも患者さんのために」が浸透した弊社も、そういったイメージをこれまで打ち出してきたこともあります。実際、調査結果でも「親しみやすい」企業としてイメージしてもらっていることも分かっています。
しかし、弊社が今、特に訴えたいのは強みとしている「製剤技術力」です。技術を個別に紹介するサイトもあり、技術のブランド化といった動きも進めていますが、まだまだ伝わりきれていません。そのため、コーポレートサイトで押し出していこうと。それとともに、サイトを訪れたときの第一印象として、洗練されたイメージを与えられればと思っていました。

木村

やっぱり、医療、医薬品という社会貢献性の強い事業だからこそ、道徳的な感じの表現やイメージ訴求が多くなってしまいますよね。ロゴや社名を変えたらどこでも一緒になりかねません。

小野寺

そこは最低限のところかなと思います。そうしたイメージも決して悪い印象は与えないので、マイナスにはならないと思うのですが、その中で、他の会社と違うところを見せられたらと思っていました。

小野寺さま

クライマークスの提案は、すごく安心感があった

木村

そうした背景や課題があってコーポレートをリニューアル、制作会社を選ぶコンペを開催されたわけですね。
提案に臨むにあたりRFPを拝見して思ったのは、リブランディングだったり、企業イメージの言語化、ビジュアル化などもありつつ、表示速度の改善など具体的なご要望が多いということでした。
ただ、それに応えるだけだと他社と同じ提案になってしまう。だから、中長期的にグループサイトとしてこのサイトをどうしていくかなど、例を出しながら提案していきました。

小野寺

そうですね。数社にご提案いただいて、もちろん、どの会社さんもしっかり提案してくださったのですが、クライマークスさんはすごく安心感があった。ご説明いただくときに、プロデューサー、ディレクター、デザイナーとそれぞれの役割に応じて説明していただき、各領域のプロがいるという感じがしました。また、コーポレートサイトの実績が豊富という点も安心できました。
あと、ホームページを拝見させていただいたのですが、ご担当していただける方がみなさん載っていました。

松本

載ってますね(笑)。

木村

確かに(笑)。

小野寺

記事上とはいえ、お仕事をされている姿が垣間見られたんですね。
御社は東京、弊社は大阪に拠点があり、プロジェクトを進行していく際、Web会議が中心になると考えられたので、「この人たちとやっていくんだな」とイメージできたのは安心感につながりました。

クライマークス 松本

本格的な制作を始める前に、一から沢井製薬を知ってもらった

松本

構築フェーズでは、まず、企業、事業を理解するためのヒアリングを行いました。

小野寺

コンテンツ制作のときに、個別の製品や各事業の説明を制作会社さんにすることは今までにもありました。ただ、今回のように、本格的な制作を始める前に改めて弊社についてヒアリングしていただいた経験はなかった。
最初に一から沢井製薬について知っていただいたので、その後の進行もフェーズごとに都度お伝えするよりスムーズになったと思います。自分自身の整理になりましたしね。

松本

製薬業界の特徴から、新薬メーカーとジェネリック医薬品メーカーの違い、そして沢井製薬ならではの特徴へと、お話をお聞きしていきました。

小野寺

事前に質問事項をいただいて、ヒアリングのときも「これって、こういうことですか?」みたいな感じで進行していただきましたよね。
私たちが自社を説明するときの観点、角度とは違う質問もあって、一方的に「うちはこういう会社だ」と伝えていたら気づかなかったこともたくさんありました。

木村

私たちもヒアリングを通して、こんなにも飲みやすさや溶けやすさを追求しているんだって驚きました。また、医薬品だからというだけではなく、広く、遍く医薬品を提供していく使命みたいなものがジェネリック医薬品メーカーにあることも理解しました。ヒアリング後の社内のラップアップで、「ジェネリック医薬品メーカーってカッコいいね」みたいな話をした覚えがあります(笑)。

クライマークス 木村

一つのメインビジュアルをつくるために、ディスカッションを重ねた

松本

今回、メインビジュアルはコピーも含めて開発をしています。

小野寺

最初、コピーは「なによりも患者さんのために」でいこうと思っていたんです。

松本

初めにお出ししたデザイン案が、リクエストをいただいていた先進的なイメージのものに、マッチしないということになったんですよね。

小野寺

御社とディスカッションさせていただくなかで、最終的に弊社が目指すものはもちろん「なによりも患者さんのために」なのですが、そこに至るまでのこと、「How」がないことに気づきました。
多分、「なによりも患者さんのために」って、言葉が違ってもどこの製薬会社も根底に流れているものだと思うんです。それをどう実現していくかに企業の個性が出る。そこを表現することが重要で、それが弊社の技術力をアピールすることにもつながるなと。

松本

で、さらにお話を進めていくうちに、人が起点ということが見えてきました。

小野寺

例えば、薬の飲みやすさなども、人による官能試験を行いながら評価を重ねて開発していきます。さらに、主観的な評価だけではなく客観的手法を用いた評価技術で、データ化し解析、それをもとに薬をつくり、患者さんへ返していく。メインビジュアルでは、そういった当社の技術研究の流れを表現しようということになりました。

松本

そこから、現在の「カラダの声を聴く」というコピーも決まっていくわけですが、ある程度コピーの方向性が見えてきた段階で、ビジュアルでどう伝えるかを検討していきました。

小野寺

製薬会社で技術というと研究開発のイメージですが、従来から一般的にイメージされる試験管や顕微鏡ではなく、今はAIなども使ってデータを分析していくもの。それをどうやって表現していくのか。数字?グラフ?みたいな会話を、随分させていただきました。

松本

表現したいことが具体的だったのもあって、ラフ案を描き起こしていただきましたよね。
もちろん、そのまま使ってしまうと教科書の図版みたいになってしまうので、グラフィックとして力のある表現や、スマホでの表示などを考えながらデザインを検討しました。
3Dグラフィック、写真などもご提案、最終的にコラージュのイラストでいくことになりました。コラージュされた数式やグラフなども、ジェネリック医薬品や御社のビジネスに関連したものでしたよね。

小野寺

結晶などもそうですね。結局はイメージなのですが、架空のものにはしたくなかった。業界の人や専門分野に詳しい人が見たときに、ビジュアルが正確かどうかだけに目が行ってしまい、全体のイメージや弊社が表現したいことがうまく伝わらない可能性もあります。それは避けたかったんです。

松本

思い返すと、現在のものに落ち着くまで結構やりとりさせていただきましたね……。

小野寺

私も、Webサイトのビジュアルを一つつくるのに、ここまで議論を重ねた経験はないです(笑)。

ディスカッションの様子

ホールディングスサイトとは異なるサステナページにしたい

松本

サステナビリティページは、リニューアル前のサイトにもコンテンツがたくさんありました。ただ、それらが整理されていなかったので、ESGの観点に立って、サステナビリティ方針などの「Why」からマテリアリティの「What」、そして施策や取り組みの「How」へという流れで整理していきました。

小野寺

すごく分かりやすく整理していただいたと思っています。そのうえで表現としては、グループのホールディングスサイトに載せているようなものとは違ったものにしたいと思いました。
ホールディングスサイトでは、主に投資家や外部のESG評価機関向けに、数値目標や達成状況などを詳しく説明しています。コーポレートサイトのターゲットには就職活動中の学生さんや一般の方も含まれますから、薬の開発〜製造〜販売という事業の流れの中で、どう社会に貢献しているかをわかりやすく説明したいと思ったんです。

松本

スケジュールも加味すると、特設サイトのようなものをつくるのは難しかったので、ユーザビリティも考え、シンプルなページを制作しました。

小野寺

メインビジュアルのときもそうでしたが、サステナページも随分ディスカッションしましたよね……。

松本

すごく得難い経験でした。ここまで細かく見てくれるWeb担当の方って、なかなかいらっしゃらない。本当に自分事として考えていただきました。フィードバックもすごく細かくいただいて、こちらも、その想いに応えなきゃと思いました。

木村

他には、RFPに表示速度など具体的なご要望があったので、それらを真摯に実現することに努めました。CMSについては保守性・安全性を考慮し、Movable Typeをベースに構築。併せて、WCAG 2.1 レベルAAへの適合を目指し、アクセシビリティ方針の策定や実装面での対応も行いました。

小野寺

採用ページの作成も、同時に進めていただきました。社員をたくさん出したい、ストーリー性のある企画で仕事内容が見えるようにしたい、といったこちらの要望を実現していただいたと思います。

サステナビリティページについての対談

目指していたことが伝わり、すごく嬉しかった

小野寺

途中からこちらの要望が増えていったので、無事に公開できてとりあえずホッとしました。これが、公開のときの正直な感想です。

松本

私もホッとしたというのが大きかったです。ご要望が多岐にわたっていてクリアすべき点が多かったのと、関係者も最終的に多くなったので、一つのものにまとまってよかったなと。

木村

私の感想は、松本がやりきったなと(笑)。私は、後ろから見守るだけの立場でしたから。
納期的にそんなにゆとりがあるわけではない中、優先順位などクリアすべきポイントを乗り越えながら、期間内でベストなパフォーマンスを出せたのではないかなと思います。

小野寺

何より、ガラッとイメージが変わりました。
社内から「すごく変わった」「洗練された」「メインビジュアルがカッコいい」「技術のこと、わかってるね」といった声をもらいました。もともと目指していたところが伝わったので、すごく嬉しかったですね。

松本

ありがとうございます。最後に、弊社に期待することをお聞きできればと思います。
公開後も継続的にご相談をいただいていますが、公開以降AIが主流となってきています。弊社としては、AIを意識したつくりに変えていく必要があると思っているので、ぜひバックアップさせていただけたらと考えています。

小野寺

AIもそうですが、Webってどんどん変わっていくので追い続けていきたいと思います。つくって終わりではなく進化させていきたい。最新技術やトレンドなどは、プロであるみなさんの方が詳しいと思うので、ぜひ教えていただければと思います。
また今回、メインビジュアルなどで沢井製薬の「How」は表現できたと思うのですが、「What」「Why」はまだ十分に訴求できていないと思っています。それらをつなげて、ストーリーとして沢井製薬を表現していきたい。そういったことでも、ぜひご協力をいただければと思います。

——ありがとうございました。

Web制作

大規模コーポレートサイトからサービスサイトやサテライトサイトまで、アートディレクションと情報アーキテクチャ設計を融合した、クリエイティブで訴求力の高いサイトを構築します。また、フロントエンドのみならずバックエンドのシステム構築、デジタルマーケティング支援までを総合的に提供しています。

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