コラボレーション
パートナー企業座談会
日本の企業や大学の情報はまだまだ世界に届いてない。だからこそ、WOVNを活用してほしい
——Wovn Technologies様:後編
お客さまの課題に対して、さまざまな企業と協働、多様なソリューションを提供しているクライマークス。パートナー企業の一つ、Wovn Technologiesさまとの座談会、その後編です。
- Wovn Technologies株式会社(ウォーブン テクノロジーズ)
- Head of Solutions Division 取締役執行役員 CSO:寺西 哲平さま
- クライマークス
- プロデューサー:大槻
- ディレクター:北浦
目次
ワンストップソリューションの多言語化サービスとしては、他社に抜きん出ていると思う
——競合優位性
大槻
今度は、Web制作会社の立場からお聞きします。
お客さまからの問い合わせの中に多言語化の要件が含まれていて、自動翻訳の仕組みを入れるとなった場合、Web制作会社としては、どの企業のサービスを選び、お客さまに提案するかを考える必要があります。WOVNさんは、自社の競合優位性をどう捉えていますか?
寺西CSO
まず、基本的にWOVNは、エンタープライズにフォーカスしています。
エンタープライズのお客さまが求めるのは、先ほどお話したセキュリティ機能であったり、あるいは多言語サイトの運用が本業じゃない方でも、楽に運用できるところだったりします。サポート面も重視されるケースが多いですね。WOVNはそういう点にすごく力を入れていて、誰もが簡単に安心して運用できるUIを実現しています。
北浦
確かに。弊社でWOVNさんを最初にお客さまに導入したのが2021年でした。当時他社の多言語化サービスを使っている大学もある中でWOVNを利用させてもらったのですが、圧倒的に使いやすかったですね。
管理画面の使いやすさや、ページを編集して、この部分のこの単語だけを修正したいとか、画像を差し替えたい、レイアウトを少し調整したいみたいなところのUIは、WOVNが優れていると感じました。使う人のことを考えられているというか、本当に知識がない方でも直感的に操作できます。
多言語で情報を発信したい、そのうえで自分たちで管理していきたいというお客さまなら、WOVNさんを推していきたいですね。
寺西CSO
ありがとうございます。確かに、WOVNは誰もが操作できることにこだわっています。そうでないと運用されない。それを一番避けたいので。
また、他にも、例えば画像翻訳も、だいぶできるようになっています。画像置換ではなく、画像そのものを翻訳がかけられる。動画字幕の翻訳もできます。
また、WOVNのChatサービスに「ASK」と「SOKRES」というのもあるのですが、お客さまがWOVNを導入して翻訳したサイトを学習、問い合わせ対応をChatでできます。また母国語が異なるユーザーがリアルタイムでコミュニケーションを取る際に、ライブ翻訳ができるソリューションなどもあります。
情報を発信、それをユーザーに認知してもらうだけでなく、運用を楽にする。さらに、認知したユーザーが問い合わせて来たときに、しっかりつなぎ込む。それが「顧客接点の⾼度化」です。いわばワンストップソリューションとしての多言語化という軸の中で、WOVNは発展している。それは他社に抜きん出た点だと思っています。
AI時代も、企業が多言語のテキストを用意することは残り続ける
——生成AIに対する優位性
大槻
ちょっと話が横道にそれるのですが、ここ1、2年で、誰もが生成AIを普通に使えるようにななりましたよね。日本語を自分で生成AIを使って翻訳、それを翻訳原稿ということもできてしまう気がするんですが。
寺西CSO
生成AIは、出たときからWOVNでも話題にのぼっていました。ただ、実際に「サイトの多言語化は生成AIで対応するのでWOVNは使いません」であったり、「ユーザーが自分で翻訳して読めるので多言語化自体しない」と言われることもないですし、今後もあまり発生しないと思っています。
まず、企業が、サイトを訪れたユーザーに向けてきちんと多言語によるテキストを用意するというのは、残り続けると思います。また、AI要約が出てきても、特にBtoBのユーザーは、最終的に必ず企業を詳しく調べるはず。AIの情報だけで発注することってまずないと思います。
そういった中で、更新性のあるサイトなどを生成AIで翻訳したテキストをペタペタ貼り付けて作成するのは、大変手間がかかります。
CMSなどを使って、生成AI翻訳結果を手作業で英語、中国語は貼った、韓国語も貼ったつもりだけれど、中国のところに韓国語を貼っていたとか。コピペで全部貼ったつもりで、最後にピリオドを貼り漏れていたとか。セキュリティ関連も含めて、全部、担当の方が自己責任でやらないといけない。
WOVNは、基本的には国際化対応を根幹に元言語のページを軸に多言語化させているので、貼り間違いや漏れなどの誤りはないですし、「Maestro」に任せてもらえたら、現在のAI翻訳であればかなり精度高く翻訳文を生成できると思います。
大槻
生成AIで翻訳しても、ページをつくるのは人力。それでは人的ミスが発生するけれど、WOVNなら、そういったものは減らせられると。
寺西CSO
運用がしやすさは大きく違うと思います。
もちろん、テクノロジーが強い企業ですと、直接APIで生成AIをつなぎ込める企業もあるのですが、誤訳を修正するのは工夫がいります。間違いを見つけても、直接APIでつないでいたら企業側の操作で上書きするしかない。エンジン側が修正できるようなものでもないため。
これが、WOVNであったら、対訳情報はWOVNで切り出して貯めているので、それを直せばいいだけ、そのための管理画面のUI/UXに力を入れています。こういった管理画面の仕組み自体をつくるのは、テック企業ならできると思うのですが、そこに労力を割くのだったらWOVNを使った方がいいということで導入いただいています。
人力翻訳に比べると、スピードは一瞬、コストは数千倍ほど違う
——人力翻訳に対する優位性
大槻
では、人力の翻訳よりもWOVNが優れているところは?
寺西CSO
ずばり、スピードとコスト。それは圧倒的ですね。
多言語化するのが数千ページとなると、人力ではとても時間がかかります。人力では1日あたり3,000文字~4,000文字ぐらいが限界なんです。また、単なる翻訳だけではなく、それをHTML上に反映するなどの作業も多々発生します。自動翻訳を使えば翻訳は瞬間で終わりますし、単純計算だとコスト感も数千倍以上違うのではないでしょうか。
だから、更新頻度も高く、動的なページが多いといった場合は、WOVN導入はメリットが大きいと思います。逆に、動的なページがなく更新もほぼない、あるいはキャッチコピーなど品質にとてもこだわりたいといった場合は、その後ずっと運用できることを考えると、翻訳会社に依頼して作成したほうが良いと思います。
そもそも、翻訳品質をこだわるところは、ユーザー行動を変えるか変えないか、で判断するのが良いと思います。翻訳品質にこだわりすぎた結果、最終的には多言語化した情報を出さない、となるのが、一番あってはならないこと。直訳っぽくても届かないよりは届くという点を優先することも必要だと思います。やっぱり世界で戦っている会社を相手にしようと思えば、品質を担保しつつもスピードが絶対に大事です。まずユーザーに見てもらえて、ページにランディングしてくれること。これは、常に追いかけるべきだと思っています。
まだまだ日本の企業の情報が、世界に届いてないところはあると思っていて。だからこそ、本業に注力していただきつつ、世界に出ていくときにWOVNを上手にお使いいただければ
と思います。
多言語対応は、「あなたの国を大事にしている」という印象が違う
——多言語対応とおもてなし
北浦
私は、大学案件を担当することが多いのですが、大学の場合、最近は留学生獲得に力を入れています。
寺西CSO
確かに大学は現在、海外に対して活動をしていかないといけませんよね。どんどん少子高齢化になって、生徒を海外から集めないといけない。知名度を上げるような情報を発信したり、留学生を紹介するエージェントに情報を届けることも必要です。とにかく情報を発信する。そうして認識されるようにしていかないと。
そのためには、まず知ってもらうことです。正確さに加えてスピーディーに発信、幅広い方が読めるようにすることが大切だといます。
北浦
先ほどの企業のお話と同じく、こだわって発信しないというのが、私も一番の損失だと思います。
あと、大学の場合、コストの部分などで、多言語化も最低限でいいかみたいなのこともあります。留学してくる人は英語が分かるから、英語で情報を出していけばいいとか。
ただ、留学生の親御さんなどは、「この大学は情報が日本語や英語ばかりで大丈夫なのか」と心配されることもあるんですよね。
寺西CSO
WOVNも英語での利用が圧倒的に多いです。けれど、BtoB製造業など多言語化しているお客さまからよくお聞きするのは、やっぱり現地の方とコミュニケーションするときに——英語はみんな分かるのですが——、わざわざ例えばドイツ語を用意すると「用意してくれたんだ!」と感激されるらしいんです。
あるお客さまで、BtoBのデジタルマーケティングを担当されている方が分析していたのですが、海外からのアクセスは英語が圧倒的に多くても、でも、英語を母語とする人としない人だと、離脱率は後者が圧倒的に多い。やっぱり途中であきらめてしまう。逆に、問い合わせのときに、例えばドイツ語があると問い合わせようという気になる。
この心理的なハードルって、世界共通だと思います。英語は読めるけれどネイティブじゃないという方に「あなたの母国語で準備しています」と意思表示することは、与える印象が大きく変わります。
大槻
なるほど、おもてなしという点ですね。それは本当にそうですね。
寺西CSO
そう、「あなたの国を大事にしています」という印象が圧倒的に違う。
大学でいうと、大学での生活の仕方であったりなど、就職先であったり、そういうことは親御さんも見ることを考えたら、きちんと多言語で伝えた方がいいかなと思います。
お客さまインタビューなども結構やっているのですが、先日、専門学校や大学を運営されてる学校法人にお話をお聞きしました。
ネパール、ベトナムなど、東南アジアからの留学生が最近すごく増えていて、5言語に対応されているのですが、現地の言語に対応しないと親御さんには読めない、親御さんは英語がわからない人も多いと。やっぱりきちんと思いやっている姿勢を出して、それによって留学生を増やしていきたい、その思いが強いので多言語にされたということでした。
どこの大学も留学生を増やしたいと思うので、その中で選ばれるには多言語化は大事とおっしゃっていましたね。
顧客接点を高度化、よりワンストップソリューションとしての機能を高めていく
——今後、目指していくこと
大槻
ありがとうございます。では最後に、WOVNさんは、これからどういうところを目指していきますか?
寺西CSO
多言語化に軸を置き、環境を簡単に構築できて、運用しやすいというところは、これまでしっかりやってきました。これからは、顧客接点を高度化する部分にもっと力を入れていきたいですね。
Webサイトに関わるところはWOVNで多言語化、発信する部分であったり、正しく伝える部分であったり、そのうえで問い合わせがあったときにきちんと対応ができるようにしたり。2、3年というスパンの中で、これらをさらに磨いていこうと思います。よりワンストップソリューションとしての機能を高めていくのが、方向性になりますね。
大槻、北浦
ありがとうございました。
Web制作
大規模コーポレートサイトからサービスサイトやサテライトサイトまで、アートディレクションと情報アーキテクチャ設計を融合した、クリエイティブで訴求力の高いサイトを構築します。また、フロントエンドのみならずバックエンドのシステム構築、デジタルマーケティング支援までを総合的に提供しています。
多言語サイト制作
ネイティブ・バイリンガルスタッフがグローバル戦略での多言語展開を全面的にサポートします。英語Webサイト、中国語Webサイト構築などを翻訳・校正含めたワンストップにて対応しています。
翻訳
ホームページ制作・会社案内・カタログ・映像などの広報活動におけるローカライズ翻訳はネイティブによる翻訳またはネイティブチェックが重要視されます。クライマークスでは経験豊富な専門性の高い翻訳者が、お客様のご希望するトーンとマナーに沿った翻訳を提供し、各ツールへの最適化を実現します。
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