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Journal

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コラム

プロデュース部 コピーライター/クリエイティブディレクター A

勝てる採用ホームページ/採用サイト制作(その3)ー 採用ツールは、「ブラさない」「段階的」「役割分担」が大事。

採用コンセプトを具現化したものこそ、採用ツール。

前回は、採用コンセプトを決める方法をご紹介しました。
繰り返しになりますが、採用ブランディングという観点からは、まずは採用コンセプトをしっかり決めることが重要と考えます。というより、「採用コンセプトを具現化したものが、採用ホームページ/採用サイトなど採用ツール」と言ってもいいでしょう。
今回は、この観点に立った採用ツール制作をご紹介したいと思います。

キーワードは、「ブラさない」「段階的」「役割分担」 ― 媒体を決める/内容を検討する

採用活動における理想的なコミュニケーションの流れを以下に示しました。これは、弊社の600社以上の採用案件制作実績から導いたものです。

採用活動における理想的なコミュニケーションと訴求に適した媒体

この流れを実現するために、サイト/ホームページ、パンフレット、動画など、どんな採用ツールを使うかを決め、それぞれにおいて何を訴求するか内容を検討します。このとき、次の3点が重要となります。

ブラさない

先ほど「採用コンセプトの具現化が採用ツールの第一義」とお話ししました。図で示したコミュニケーションの流れを通じて、またどの媒体を活用することになっても、採用コンセプトからブラさないことが求められます。

段階的

採用活動は、言うまでもなく求職者にとっても企業にとっても将来を左右するもの。また、社会経験のない新卒であれば尚のこと、自社への企業・仕事理解は薄いと言えるでしょう。いつでもエントリーやアクセスできる工夫はしつつも、ミスマッチは防ぐという観点から、基本的には早急なコミュニケーションではなく、認知から深い企業・仕事理解、理念や価値観の共感へと、段階的なコミュニケーションを目指すべきでしょう。

役割分担

採用ツールにおける各媒体の得意領域は、それぞれ異なります。そのために、自社の採用課題(認知されていない、内定辞退が多いなど)に合わせて、適切に組み合わせる必要があります。

採用ツールにおける各媒体の得意領域

トレンドを押さえるのも重要 ― 表現を検討する

それぞれの媒体で何を発信するかを決めたら、どう表現するかを考えていきます。学生に訴求するためには、トレンドを押さえるのも重要です。今回は、採用ツールにおける大きな2つのトレンドをご紹介します。

モバイルファーストの加速

昨年4月のLINE調べでは、インターネット利用を「スマホのみ」と回答したユーザーは46%と約半数に達しているのに対し、「PCのみ」は6%と圧倒的に少ないという結果が出ました。雇用開発センター調べでの2018卒大学生就職活動調査でも、スマホ中心での活動が33%に対しPC中心は20%という状況となっています。
つまり、応募者の初期接触であるスマホ画面で、どう訴求していくかが重要ということ。今は、PCサイトをメニューごとにすべて見てくれた時代ではありません。小さいスマホ画面でどう印象をづけ、ユーザーの興味に沿って情報をストーリー展開していくかがキーポイントの一つになるのです。

動画の積極活用

動画については、以前から説明会用映像などで活用、エントリーした応募者を動機形成する(囲い込む)用途で使われてきました。昨今は、より早い初期接触場面で自社を認知してもらうブランディング用途での活用が増えています。ナビ媒体、自社採用サイトでの動画活用のみならず、youtubeなどメディアでの露出がこれに該当します。
前述の「モバイルファースト」の環境下で、写真やコピーのみならず動画でいかにメッセージや会社の雰囲気を伝え、ブランディングしていけるかも重要な要素となっているのです。

採用全般を通じて採用コンセプトを体現するのが大事

今回紹介したポイントを押さえることで、単なる見た目や新規さではなく、採用活動の目的を達成する採用ツールが期待できます。
今回紹介した内容は、実際には弊社などツール制作会社と一緒に行うことになるでしょう。制作会社をリードし、制作物などをチェックする際の基準として、あるいは制作会社選定の判断材料基準として、「ブラさない」「段階的」「役割分担」「トレンドを踏まえているか」などはご活用できるかと思います。

最後に

以上、3回にわたって、採用ブランディングを実現する採用ツールづくりを紹介してきました。しかし、僭越ながら、採用ブランディングは、ツールをつくることがゴールではないと考えています。採用コンセプトを、説明会や面接などの選考、内定者フォローにいたる採用活動全般を通じて保持することが重要であり、そうして初めて「採用ブランディング」が実現するのではないでしょうか。

採用サイト制作

採用活動で必須となる採用サイト制作をHR領域に精通した制作スタッフ(ライター・デザイナー含む)が本質的な採用成功を実現する為にトータルでご支援します。

ブランディング

Webサイト制作・構築を通じて、さまざまな領域のブランディングを手掛けてきた実績を活かし、お客さまのブランディングを推進します。

採用ツール制作

採用サイト、採用パンフレット、説明会映像、説明会パワーポイント…
採用に特化しているから、本当に採用を成功させるご提案が可能です。

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